「iPadやiPhoneで撮影した写真が同期されるのは本当に便利です。AirDropを使えば他のMac、iPhone、iPadユーザー間で画像やファイルを転送できる。iPhoneユーザーなら、クリエイティブな仕事をしていなくても、使い勝手は良いと思います」(Bさん)
Macといえば、デザイン性の高さも逃せない。「所有欲を満たしてくれる感覚がいい」とBさんは力説する。
「確かにWindowsと比べると拡張性やカスタマイズの余地が少なく感じるかもしれませんが、変わらない上品なフォルムは、所有欲を満たしてくれます。またWindowsのように頻繁に更新、アップデートを迫らないのはいいですね。もしWindows環境がほしいなら、Parallels DesktopやBoot Campで、Windowsを動かすこともできる。Microsoft Officeも、ソフトではなくサブスクで互換性が高くなりました。Macで不自由を感じることは特にないと思いますよ」(Bさん)
私がMacからWindowsに変更した理由
マスコミに勤める30代女性・Cさんは、一時期Macユーザーだったが、現在はWindowsを使用している。
「学生時代はMac一択でした。薄くて持っていても邪魔にならないのと、単純にカッコいいというデザイン性が大きかったです。でも、だんだんWindowsでも薄型でスタイリッシュなモデルが増えてきたことや、会社でWindowsを使うので、マイPCもWindowsにしました。そのほうがショートカットキーなど、操作で混乱しないからいい」(Cさん)
そうした経験を踏まえたうえで、CさんにはWindows・Mac論争について持論があるようだ。
「WindowsとMacで、もちろん操作感の違いはありますが、結局は慣れの問題です。見た目で選んでもいいし、使い勝手が良いと思う方を選んでもいい。使っているうちに絶対慣れますからね。職場や学校で使用する環境の多数派がMacならMac、WindowsならWindowsというように、環境で判断するのもありだと思います。
ただビジネス面では、Macユーザーは、Windowsユーザーとやり取りをする時はファイル名を半角英数にするなど、気を配らないと問題が発生することがあるということは知っておいたほうがいいでしょうね」(Cさん)
「ビジネス用途だから」とか、「クリエイティブで使うから」などという括りにとらわれず、ライフスタイルに応じて柔軟に選択すればいいのかもしれない。