カメラ性能に感じる“廉価版”の限界
Deep Fusionやスローモーションなど、iPhone 13シリーズのカメラ機能を搭載したiPhone SE3。一方で、搭載されなかった機能もある。メーカーに勤務する20代女性・Bさんは“廉価版iPhone”に限界を感じているという。
「私にとってiPhone SE3は、カメラの『ナイトモード』が非搭載というのが何より痛い。サイズ、デザインに不満はないんですが、やっぱりカメラの性能だけは厳しくなってきましたね……。薄暗い環境だとまともに写らないこともあるし、被写体が動いているとブレることも多い。ナイトモード搭載で小さいスマホならiPhone 12 miniか13 miniが有力候補でしょうか」(Bさん)
機種変更はiPhoneに限らず、Androidを含めた広い選択肢で検討しているというBさん。iPhone SE3の同価格帯なら、魅力を感じるというのはAndroidだ。
「絶対iPhoneしか使いたくないという人でなければ、同価格帯でミドルレンジのAndroidが機機種変更の有力候補だという人も少なくないと思います。Androidならミドルレンジといえども、ナイトモードはもちろん、指紋認証や顔認証、複眼カメラを搭載している機種もある。本当に悩ましいです」(Bさん)
iPhone SE2ユーザーの20代男性・男性Cさんは、最近バッテリーの持ちが悪くなっているにもかかわらず、やはりiPhone SE3に買い換える予定はないという。
「為替相場や半導体不足などの影響があるのでしょうが、iPhone SE3がこの価格だと手を出そうと思えない。iPhone SE3は、初めてiPhone使う人、iPhone 8以前の端末を使っている人には向いていると思いますが、それなら、3万円代で買える未使用品のiPhone SE2を選ぶのも全然ありだと思います」(Cさん)
注目度の高いiPhone SE3。スペックは申し分ないはずだが、価格面で期待していたユーザーにとっては悩ましいところでもあるようだ。