吉祥寺、恵比寿、中目黒…おしゃれタウンに住んでみてわかった「想像と違う！」

恵比寿は「外食派」には最高だが…

　同ランキングで4位にランクインした恵比寿（東京・渋谷区）。芸能人が通うようなおしゃれな飲食店が多く、料理のジャンルも多彩で、下町感あふれる“恵比寿横丁”もあるほか、ラーメン激戦区という一面も持つ。そんな“美食”な街に住んでいる30代男性・Bさん（フリーランスデザイナー）は、「飲食に困ることはない」と街の魅力を享受しつつ、不満に思うことやイメージとのギャップを教えてくれた。

「普段使いの買い物環境が整っていないのは難点です。確かにガーデンプレイスや駅ビルの『アトレ』は便利ですが、日常の買い物としては物足りない。コロナ禍になってお店が閉まり、いざ自炊しようと思っても、近くにちょうどいいスーパーがないし、物価も高いです。外食派なら最高かもしれませんが、自炊派には厳しいところ。ガーデンプレイスの三越跡地に『ライフ』が今春オープンするみたいなので、期待しているところです」（Bさん）

中目黒、目黒川の桜目当てに家の外に大勢の人！

　同ランキングで12位にランクインした中目黒（東京・目黒区）。おしゃれタウンがひしめく東急東横線沿線の中でも、その代表的な存在として名高い街だ。憧れる人も多く、20代女性・Cさん（メーカー勤務）もその1人だった。

「毎年、目黒川の桜を見に行くのを楽しみにしていました。おしゃれなお店だけでなく、人情味あふれる商店街があるのも良かった。いつか住んでみたいと思っていました」（Cさん）

　手取り20万円ほどながら、狭いワンルームで家賃10万円。頑張って憧れの中目黒に住んだCさんだったが、次第にイメージが変わり出した。