主治医の治療方針に納得がいかなければ、何度でもセカンドオピニオンをすると続ける。
「セカンドオピニオンには1回約3万円かかりますが、納得のいく治療のためには何度でも繰り返します」
そういうお金の使い方も参考になる。さらに、経済的余裕のあるなしにかかわらず、仕事は続けるという。
「がんになると病気のことばかり考えて過ごしがち。それを忘れて没頭できる何かがあるのは、心にも体にもいいのではないでしょうか。それが仕事でも趣味でもいいと思います。また、患者会などに参加して、人とコミュニケーションをとると思いますね。人と話すことで心が軽くなるケースもあるので」
多くの治療ケースを見てきた専門家の結論。参考にしたい。
取材・文/上村久留美
※女性セブン2022年3月31日号