肝心の4億円ともいわれる不動産の相続はどう解決するのだろうか。
「本店の土地がいちばんの資産ですからね……現金化できればすぐに分けられたのですが、そうもいかない。時間はかかっていますが、遺産分割協議をしまして、きょうだい3人で分けることになっています。弁護士にも相談済みで、相続税の申告はもう済ませているんです。
父に愛人がいたなんていう人もいますが、事実ではありませんし、きょうだい間のトラブルもありません。とにかくいまは店を潰したくない、譲渡もしたくないし、従業員も守りたい。大変ですが、そんな気持ちでやっています」
父親が57年続けてきた愛着あふれる店がどうなっていくかは、子供たちに懸かっている。
(了。前編から読む)
※女性セブン2022年4月21日号
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