その文言とともに、大手メーカーとPB商品の価格差を見ると、家計の強い味方になりそうだと実感できる。納豆(45g×3パック)は大手メーカーが105円に対しPBが84円と20%安い。213円のPBの減塩醤油(450 ml)は同じく約20%安くなっている。めんつゆ(500ml)は1割強、ウスターソース(300ml)やケチャップ(500g)は3割以上も大手メーカーよりも安くなる。保存が利く日用品のトイレットペーパーなども、PBが1割以上割安だ。イオンの担当者はこう説明する。
「6月30日までは価格据え置きで、その先はまだ決まっておりません。家計への負担を少しでも減らし、お客様の暮らしを守ることを最優先に考え、昨年9月のスタート以降、2度の延期を決めて継続しております。安くできる理由は複数ありますが、イオングループ1万店舗のスケールメリットを最大化することで価格を抑えられている。また、計画的に発注することで保管や物流コストも削減しています」
そうした工夫を重ねた結果、2月末の時点で、PB全体の売り上げが前年同期比で110%増に伸びているといい、「4月からの各種の値上げでさらにPBの売り上げが伸びるのではないかと予測しております」(同前)と幅広い支持を受けているとアピールする。