マスク氏は4月14日、自身のSNSに「オファーした」という言葉とともに「ツイッター社の全株買収を目指す」と記載のある資料を掲載し、全世界を驚かせた。馬渕氏は、今回のツイッター買収の提案についてこう分析する。
「今のところツイッターは規制が緩く、ヘイトスピーチや批判的なコメントを許すプラットフォームというのが世間の人たちの認識です。
マスク氏が掲げる『自由な議論ができるプラットフォーム』とは一体どんなものを指しているのか、ユーザーに対して明確に示す必要があります。単に、自分の発言を自由に行なうのが動機だとすれば、世間の失望は免れないでしょう」
イーロン・マスクは、今後どんな“不可能”を現実のものとしていくのだろう。世界中が彼の描く夢に注目している。
※週刊ポスト2022年5月6・13日号