住まい・不動産

地方移住は慎重に プロパンガスの使い勝手、都心より高いスーパーなど落とし穴

コンビニの値段は同じ

“地方移住すれば生活費が安くなる”という印象についても、ファイナンシャルプランナーの小谷晴美氏は「すべてのケースに当てはまるわけではない」と指摘する。

「生活費が安くなるかは、“地域による”というのが実情です。家賃や地元で獲れる生鮮品などは安いが、寒冷地域の古民家などを安く譲り受けたりすると、断熱性が劣ってかえって暖房代や修繕費がかかります。

 コンビニの値段設定は変わらないし、競争相手が多い都心のスーパーのほうが割引に熱心だったりします。場所によっては車が一家に1台ではなく一人に1台必要になるし、山間部だと平地と違ってガソリンを食うから燃料費も割高になります」

 安易にブームに乗る前に、慎重な計画が肝要だ。

※週刊ポスト2022年5月6・13日号

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