「新規契約の受付が停止された頃から嫌な予感はしていましたが、いよいよ供給終了か、という思いです。契約したのは2年ほど前で、その時は各社の料金を比較したり、運営会社を調べたり、丸1日かけて契約先を選びました。『あしたでんき』は東京電力のグループ会社で安心感があったのと、価格も納得できるものだったので選びました。東京電力が母体なのに経営が厳しいというのは意外でした。あんなに一生懸命選んだのに……」
新電力では、すでに福岡県に本拠があるホープエナジー社が3月に破産手続きを開始したほか、千葉県のエルピオ社が事業を停止することを発表するなど、淘汰が始まっている。
新電力のビジネスモデルは根幹から見直しを迫られそうだ。