住まい・不動産

たしかに家賃は安い。では治安は?「ホテル街」の物件の実際の住み心地

偶然、同僚を見かけて、気まずい思いも

 住宅街に数軒あるラブホテルのそばに住む人もいる。PR代理店に勤務する20代男性・Cさんは、ラブホテルが生活圏内にある立地を面白がっている。

「住んでいるマンションのど真ん前がラブホです。うちのマンションは2階までは敷地内に塀があるのですが、3階以上だとそれがなく、部屋からラブホが丸見え。僕は4階なのですが、窓を開けてベランダに出ると、ラブホテルの駐車場の入り口が見下ろせます。そういう景観を嫌う人がいるから、大家さんが家賃を安くしていたらしいとのこと。

 夜、ものすごい年の差のカップルがご飯を食べていたり、朝は駅前のファストフード店でカップルが朝ごはんを食べている姿はもう見慣れた光景。ただ、職場の同僚と派遣社員さんを見かけた時は思わず私が隠れてしまいました。まさか私がここに住んでいるなんて思いもしなかったのでしょう。こちらが気まずいのでやめてほしい(笑)」(Cさん)

「ラブホテルの近くに住むなんてあり得ない!」という人もいるかもしれないが、その一方で「全然気にならない」という人もいる。何より家賃が安くなるというのは大きな魅力。大事なのは、自分にとって住むメリットを見出せるかどうか、というポイントではないだろうか。

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