いまは“二刀流”で働いている
体調や精神面を含めて、引退したいまのほうが落ち着いて仕事に取り組めていると話す。
「『明日の練習のために早く寝なくちゃ!』という焦りがない、ゆっくりした日々を過ごしていますし、人生で初めての一人暮らしを満喫しています(笑)。現役時代に悩まされた生理不順などもよくなって、今が身体的には一番安定しているかもしれません。
私は競技から離れましたが、いまもフェアリージャパンのメンバーとは繋がっていますよ。コロナ禍でなかなか実現できていませんが(畠山)愛理ちゃんとかとも、『早く会いたいね』とか、近況報告などをチームのグループLINEなどでやりとりしています。実は近々、新体操でお世話になった方の結婚式があるので、その話題でも盛り上がっています」(松原さん)
そんな松原さんだが、会社からの許可を得てこれまでの新体操で培った経験を活かすための仕事も「副業」として認めてもらっているという。
「会社からはありがたいことに新体操の普及のための活動のご依頼があった場合は『業務の一環として行って良い』と言われているため、小学校の講演会に出させていただいたりしています。つい最近は日本テレビさんが運営するスポーツの個人指導サービス『ドリームコーチング』にコーチ登録しました。これはコーチやアスリートと利用者をマッチングしてくれるサービスのようで、今後も新体操普及のための活動をしていきたいと思います」(松原さん)