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【ドル円週間見通し】伸び悩みか 4月米PCEコア価格指数などが材料に

今週のドル円注目ポイントは?

今週のドル円注目ポイントは?

 投資情報会社・フィスコが5月23日~5月27日のドル円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル円は伸び悩みか。米連邦準備制度理事会(FRB)は金融正常化の方針を維持している。パウエルFRB議長はインフレ抑止を確認できるまで利上げを続ける考えを伝えており、6月と7月の連邦公開市場委員会(FOMC)でいずれも政策金利を0.50ポイント引き上げるとみられている。しかしながら、過度な金融引き締めによって米国経済は大幅に減速し、景気後退に陥る可能性も浮上している。景気悪化を警戒して米国株式が一段安となった場合、リスク回避的なドル売り・円買いが再び強まるとみられる。

 市場では今後発表される経済指標が堅調な内容なら、FRBが引き締めを加速させるとみられており、今週発表の4月PCEコア価格指数や国内総生産(改定値)が注目材料となる。ただ、足元の米経済指標は強弱まちまち。5月NY連銀製造業景気指数は予想外のマイナス、4月小売売上高は予想と一致したが、金利高の影響により住宅関連指標は悪化している。今週発表の経済指標が市場予想を下回った場合、日米金利差拡大の思惑は消えないものの、米長期金利は伸び悩み、リスク選好的なドル買い・円売りは縮小する可能性がある。

【米・1-3月期国内総生産(GDP)改定値】(26日発表予定)
 26日発表の米1-3月期GDP改定値は、速報値並みの水準を維持できるか注目される。上方修正された場合、金融正常化への期待感からドル売りは後退しよう。

【米・4月個人消費支出(PCEコアデフレーター)】(27日発表予定)
 27日発表の米4月PCEコア価格指数が市場予想を上回った場合、FRBの一段の引き締めを後押しする要因となり、金利高・ドル高の要因に。

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