すきま時間で取り組める「請負契約の副業」に注目が集まる(イメージ)
連日値上げのニュースが報じられ、1世帯あたり、年間で5万~8万円の支出増になるともいわれている。食料品やその他の生活必需品も軒並み上がって「どのように節約したらいいかわからない」と、家計を預かる主婦・主夫たちは悲鳴を上げている。
『しゅふ JOB総研』の研究顧問・川上敬太郎さんが言う。
「各家庭では無駄な消費を発生させないように注意を払う一方、給与が上がりにくい状況が続く中で、収入を増やすための方法をさまざまな角度から検討する必要性が高まっていると思います」
請負契約のプチ副業で家計を助ける
そのためには、転職するという選択肢もあるが、本業を続けながら収入を増やす方法を考えるといい。主婦たちが注目しているのは、請負契約での副業だ。「家計と収入の増やし方2022年」をテーマに、『しゅふJOB総研』は就労志向の主婦・主夫計520名を対象にアンケート調査を実施している(期間は2021年11月17~24日。複数回答)。「本業以外で家計のために収入を増やすとしたら?」という質問に対する回答(詳細は後述)について、川上さんが解説する。
「1位は『ポイントをためる』ですが、実際にお金を使ってためるものがほとんどで、家計の足しになるほどためるのはなかなか難しい。僅差の2位は『副業(長期や短期の業務委託・請負契約)』。その前年に実施した調査で1位だった『副業(雇用契約)』は4位に後退しています。
在宅ワークが進んで、データ入力など自宅でできる仕事や、ウーバーイーツなどの配達の仕事など、業務委託や請負契約がより身近となってリアルにイメージできるようになり、選択しやすくなっていると思われます。家事・育児をしながら働くには、時間・曜日に縛られずに自分の裁量で収入が得られるおすすめの働き方です。手軽な副業として『ご近所ワーク』というものがあり、こちらは自宅を中心にすきま時間で1日だけ、空いた時間に働けるプチ副業です」(川上さん・以下同)