原材料費や物流費の高騰だけでなく、円安の影響もあり、さまざまなものの値上げが続くいま、家計を支えるための節約が必要になってくる。節約の達人3人(節約アドバイザーの丸山晴美さん、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さん、家計簿・家計管理アドバイザーのあきさん)に、食品や日用品の買い物における“2択”について、どちらを選べばお得かをジャッジしてもらった。内容量と価格のバランスだけでなく、耐久性などによってもお得度が変わるので注意したい。
トイレットペーパー:シングルvsダブル
【達人の見解】シングルの方がお得
一般的な1ロールの長さはシングル約60mで、ダブル約30m。「過去に全国家庭用薄葉紙工業組合連合会が調査したところによると、シングルの平均使用量は小便時89cm、大便時177cm。ダブルは小便時66cm、大便時146cmと、シングルの方が多いが2倍までいきません」(丸山さん)。つまり、シングルの方がお得という計算になる。
100円均一商品vsメーカー商品
【達人の見解】セット売り文具や電池はメーカー商品がお得
100円均一商品(以下「100均」)はモノによってお得かが分かれる。「たとえばコクヨのキャンパスノートはスーパーマーケットなどでも5冊300円台で買えるのでお得」(家計管理アドバイザー・あきさん)。「100均の電池は持ちが悪いので、メーカー製が◎」(丸山さん)。
プライベートブランド商品vsメーカー商品
【達人の見解】大手メーカー製のPB商品なら安くて質もよし
「大手メーカーによるプライベートブランド(以下「PB」)商品は、ナショナルブランドと中身はほぼ同じ。広告費などをカットしているため安くできるんです。こだわりがないならPBで充分」(丸山さん)。菓子の場合、類似品ならスーパーの特売品の方が安いことも。