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「コレジャナイ…」失敗談から学ぶPC用「マウス選び」で注意したいポイント

様々なかたちのマウスが販売されている(イメージ)

様々なかたちのマウスが販売されている(イメージ)

ゲーム用に買った多ボタンマウスを使いこなせず

 ゲーム用途のマウス選びで失敗した人もいる。IT企業に勤務する20代男性・Bさんは、マウスの左側にキーボード操作を割り当てられるボタンが付属するマウスを導入した。

「コントローラーでも遊べるけど、多ボタンのゲーミングマウスを導入すると、もっと操作性が上がると聞いたのがきっかけです。コントローラー派の僕は左手で左手用キーボード、右手で多ボタンマウスというような操作に憧れていたので、ネットで買って試してみることにしました」(Bさん)

 だが、実際に多ボタンのマウスを使用してみると、簡単に使いこなせるものではなかったという。

「親指の位置に細かく複数ボタンが配置されているので、操作が慣れないとプレイが難しい。ボタンが密集しているので、正確に押せる数も少なくて、これじゃあ多ボタンの意味がないという本末転倒という感じになりました。マウスの持ち方を変えれば、操作性は改善されそうですが……。結局今では、コントローラーでの操作に戻しました。でも、使いこなせる人には、重宝するんだろうな、と思います」(Bさん)

静音マウス買ったのにホイールがうるさい

 マウスの静音性もこだわりのポイントだ。人材紹介会社に勤務する30代女性・Cさんは、カチカチというクリック音が気になるので、静音性が高いマウスを購入した。

「クリック音が自分でも気になるし、周囲に迷惑をかけていないか気になってしまう。そういう性格なので、クリックの音が静かなマウスを購入しました。実際、クリック音はカチカチとした音がなく、押し心地も最高でした。でも、スクロール時に使うホイールがダメで……。ホイールを回すと普通のマウスレベルの音がしてしまう。クリック音ばかり気にしすぎたせいで見落としていました。良い勉強代だと思って、買い替えを検討しています」

 ここまで見てきた事例から、「用途や属性が似ている人が使っているものを参考にする」「多機能でも使いこなせないと意味がない」「静音マウスで注目すべきはクリック音だけではない」……などマウス選びのポイントがいくつか浮かび上がってきた。結局は実際に使ってみないとわからない点は多いということ。

 それぞれの人にとって“理想のマウス”は異なるだけに、マウス選びに失敗した人たちの事例を“反面教師”として参考にしながら、しっかりと自身の手で相性を見極めてほしい。

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