家計

日本でも3割超えと急速に進むキャッシュレス化 その反動と戸惑いの声

現金しか使えないケースも(イメージ)

現金しか使えないケースも(イメージ)

治療費を現金でしか払えない病院も多い

 IT企業に勤める30代男性・Bさんは、キャッシュレスの楽さにすっかり慣れ、今はほとんど現金を使わなくなったという。

「スーパーやコンビニでの買い物、外食など、多くのシーンで現金を持ち歩かなくても済むようになりましたよね。最近では現金しか対応していないということがわかると、避けるお店もあるほどです」

 そんなキャッシュレス派のBさんだが、まだまだ完全キャッシュレス生活には移行できない、と語る。

「キャッシュレスに対応してない病院、駐車場、コインランドリーが結構あるんですよね。特に僕の通っている病院は、どこも現金。僕は現在、矯正歯科に通っているのですが、矯正にかかわる自由診療はカードで払えるのに、虫歯なんかの保険治療は現金のみなんです。ずっと矯正代しか払っていなかったので、すっかりその病院では全部カードで払えるものと思っていたら、先日見つかった虫歯の治療代は現金と言われて、慌ててATMにお金を下ろしに行きました。

 コインパーキングで出る時に現金しか使えないことがわかって、駐車料金100円のために奔走したことも……。近くにコンビニもなく、走り回って、出る時には時間超過で200円になっていました(笑)。あと、キャッシュレスに慣れ過ぎて、おつりを取り忘れてしまうこともありました。現金主義の店がある限り、完全キャッシュレス生活に移行できないのが実情ですよね」(Bさん)

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。