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脱毛への意識の芽生えが低年齢化 費用捻出のため夜のバイトを始める女子学生も

脱毛ローン返済のために夜のバイトを始める大学生も(イメージ)

脱毛ローン返済のために夜のバイトを始める大学生も(イメージ)

脱毛ローン返済のためにラウンジでバイト

 都内の大学に通うBさん(女性・20歳)は、脱毛のローン返済のためにラウンジで働き始めたという。

「駅前の商業施設に入っているアパレルや、地元の書店など色々な店でバイトしてきましたが、大学に行きながらアルバイトをすると月7万~8万円くらいの収入がやっとでした。そうした中で、『SNSの投稿を見て興味を惹かれた』という友達と一緒に脱毛の契約をして、12回払いでローンを組んだのですが、どう計算しても絶対に払えない。

 結局、別の友達の紹介で都内のラウンジで働き始めました。ラウンジなら人によっては時給4000~6000円くらい稼げたりすると聞いたので、これなら完済できるなと思いました。実際に働き始めて、店の女の子たちの話を聞くと、『医療脱毛を一括で払うために働いているよ』とか『サブスクのエステサロンに通うためのお金づくり』という子もいました」(Bさん)

「サブスクのエステサロン」とは、月々の定額料金を払うと、何度でも脱毛や痩身エステ、美肌エステなどの施術が受けられるサロンのことだ。Bさんはラウンジで働き始めてから、ますます美容への意識が高まったと続ける。

「お店では背中とか太ももが出るワンピースやドレスを着ることもあるので、『背中のムダ毛を無くしたい』という気持ちがもっと強まりました。お店の子たちと話すとモチベ(美容へのやる気)が高まって、色々とやりたくなってしまうんです。夜のバイトと大学の掛け持ちは大変ですが、脱毛は私にとって必要なことなので、間違った選択だとは思っていません」(Bさん)

提示された格安価格だけでは終わらない?

 複数の脱毛エステでの勤務経験があるCさん(40代・女性)が、脱毛広告を見てやって来る利用者の内情を明かしてくれた。

「インスタ経由で知ったという学生さんは増えていますね。そこで提示された“超格安プラン”目当ての人も少なくありません。大学生になったばかりで、おしゃれに目覚めた女子学生や、美容意識が高まっている男子学生は、こうしたインフルエンサーマーケティングの格好のターゲットなんです。SNSのインフルエンサーは、芸能人よりも身近な存在なので、その影響力は大きいです」(Cさん)

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