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脱毛への意識の芽生えが低年齢化 費用捻出のため夜のバイトを始める女子学生も

 もっとも、格安プランでお試し施術ができたとしても、サロンに行くと別のプランの勧誘が待っている。

「『初回100円』や『25円』といった格安プランの広告もよく見かけますが、それだけではサロンにとって収入にならないので、カウンセリングを通じて、より高額な契約を結ぶよう提案するケースがほとんど。他の部位を追加するプランや化粧品購入などを提案する場合もあります。“より上位のもの”を提案し購入してもらう、いわゆる『アップセル』と呼ばれる手法ですね。

 はっきりと『NO』と言えるお客様ならば、最初に提示されていた格安価格だけで済みそうですが、それができる人ばかりではありません。中には『今回はその金額のみ払います。他の契約は一切結びません』と伝えると、施術を拒否される例もあるようです」(Cさん)

 かつては一部の美容意識の高い女性が行っていた印象のある全身脱毛。SNSが普及し、若い世代にもインフルエンサーマーケティングが行き渡るようになったことで、脱毛への意識が芽生えるのが低年齢化している。

 そうしたタイミングで4月1日から成人年齢が18歳に引き下げられたことで、18歳以上なら、親の同意なくローン契約ができるようになったことで、トラブルの増加も懸念されている。実際、最初は「格安価格だから大丈夫」と思っていても、結果的に高額なローンを組んでしまう女子学生も少なくない。脱毛のローン契約をする際は、広告の仕組みにも注意を払いつつ、自分の支払い能力に見合うものか、しっかり見極めてほしい。

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