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家計

高額なものを買うと「買ってもらったの?」と聞かれる人たちの不満と怒り

自分が努力して買ったのに疑われる経験は特に女性に多いという(イメージ)

自分が努力して買ったのに疑われる経験は特に女性に多いという(イメージ)

 仕事を頑張った自分へのご褒美に、いつもよりも奮発して、ちょっと贅沢なものを買ったりすることは決して珍しいことではない。だが、購入したものが高額だと、他人から「誰に買ってもらったの?」と聞かれる人もいるようだ。自分で努力した成果にもかかわらず、なぜ疑われるのか? そうした経験がある人たちからは、不満や怒りの声が挙がる。

バイト代を貯めてやっと購入したノートPC

「自分で頑張って稼いだお金で買ったものなのに、なぜか『誰に買ってもらったの?』と言われがちです」

 そう怒りをあらわにするのは、商社に勤務する20代女性・Aさんだ。過去に2度ほど、異なる男性から「誰に買ってもらったの?」と言われたことがあるという。1度目は学生時代にノートPCを購入した時のことだった。

「せっかく買うなら、長く使えるハイスペックなものがいいと思い、動画編集もできるような、ちょっと高いノートPCを買いました。食費や交際費を節約し、バイト代を貯めてやっと購入したんです。大学に持って行ったら、友人から開口一番『すごーい。親に買ってもらったの?』と言われてショックでした。その友人は高額なものは何でも親に頼んで買ってもらうような子だったので、悪気はなかったのかなとも思いましたが、それでも気分が良くはなかったです」(Aさん)

 2度目はAさんが社会人3年目、ブランドものの財布を購入した時のことだった。

「ボーナスが出て、学生時代から憧れていたブランドの財布を買ったんです。それまで、高額なブランドものを身に付けていなかったし、そろそろ1つくらいいいよねという気持ちで買いました。するとある日、同僚や先輩とのランチの会計時、私の財布を見た男性の先輩が、『いい財布だね。誰かに買ってもらったのかな~?』と笑いながら言ったんです。私は『そう見えますか?』としか言い返せませんでした。今、思い出すと怒りの感情が沸き上がってきます」(Aさん)

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