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「上場初値で買ってはいけない」IPO投資の新戦略、いま避けるべき銘柄は

個人投資家の注目を集めそうなIPO株

 2022年は環境が厳しいので、IPO件数は2021年の125件を大幅に下回る70~80件となりそうだ。2022年にもIPOが予想されている企業の中では、まずカカオピッコマとSmartHR(スマートHR)が注目される。

 カカオピッコマは、メッセンジャーアプリ「カカオトーク」や電子マンガサービス「ピッコマ」などを運営している。スパートHRは、人事・労務分野の業務効率化に寄与するクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供している。この2社が実際にIPOすれば、大型上場となりそうだ。

 それから、いざIPOとなれば個人投資家の注目を集めそうな企業はまだある。たとえば、民間による月面探査を目指す宇宙ベンチャー企業のispace(アイスペース)、持続可能な宇宙環境を目指してスペースデブリ(宇宙ゴミ)除去サービスに取り組むアストロスケールホールディングス、2018年に東芝からシャープに買収されたコンピュータ事業のダイナブック、大型リチウムイオン電池を手がけるエリーパワーなどが挙げられる。

【プロフィール】
西堀敬(にしぼり・たかし)/投資情報サイト「東京IPO」編集長などを経て、現在は「IPOジャパン」編集長(https://ipojp.com/)。IR説明会、セミナーなども多数行なう。著書に『改定版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』など。

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