とはいえ円安で調達価格が苦しくなるのは必至。今後、さらなる値上げは不可避なのだろうか。
「ウクライナ侵攻は2月からなので各社とも、その半年先の8月くらいまでは在庫があるはず。それがなくなれば、別の調達先に切り替えるため、どこのチェーンも値上げをせざるを得ないでしょう」(米川氏)
もはや税別100円の寿司は“風前の灯”なのだ。
「どのチェーンもグランドメニューを減らしフェア商品で商品層を厚くする戦略に出ている。価格も150円、200円が当たり前。消費者も付加価値を求めるようになっており、 値段を売りにすると逆に淘汰される恐れもある」(同前)
取材・文/土屋秀太郎
※週刊ポスト2022年7月1日号