それでは、投資を始めるにあたって、あらためて投資のメリット、デメリットを確認しておきましょう。
投資の3つのメリット
【1】お金が働いてくれる
投資は、自分が働くのではなく、お金に働いてもらいますので、万が一、自分が働けない状況になったとしても共倒れになることはありません。
【2】投資先を自由に選べる
仕事はある程度自分の能力や年齢などで選択肢が限られますが、投資は、人的制限はほとんどありません。世界中の株や債券、不動産を自由に売買することができます。
【3】経済が「自分ごと」になる
世界経済の状態によって、株価が上下したり、為替が動きますので、投資を始めると、たちまち経済に関心を持つようになります。つまらなく感じていた経済ニュースも、毎日の楽しみになるでしょう。
投資の3つのデメリット
【1】お金が減ることがある
これがもっとも大きな投資のデメリットです。しかし、お金が減るリスクがあるからこそ、増える可能性もあるということです。貯金だけでリスクを取らないままだと、老後の資産が足りない、という大きなリスクを取ることになります。
【2】手間がかかる
証券口座を開いて、入金するといった手間は避けられません。ただし、投資の種類や方法によっては、最初にしくみを作っておけば、ほったからしでもよい投資方法もあります。
【3】ドキドキ、ハラハラする
自分のお金が増えたり減ったり、見るたびにドキドキ、ハラハラするかもしれません。増えているときはうれしいですが、下げているときは気分が落ち込み、仕事どころではなくなる人もいます。それは、本人のリスク許容度を超えて投資をしているから。多少の上げ下げでは気にならない程度の金額で投資をすれば避けられることです。
こうして比べるとデメリットよりメリットのほうが圧倒的に大きいと思いませんか?