マイナンバーカードを取得した人に最大2万円分のポイントが付与される「マイナポイント第2弾」のすべての申し込みが6月30日からスタートする。これからマイナンバーカードを作る人も、すでに持っている人も、すべての人が対象だ。その申請方法やメリット、注意すべき点はどのようなものか、解説する。
今回の「マイナポイント第2弾」で新たに始まったのは、「健康保険証としての利用登録」と、「公金受取口座の登録」だ。登録を行うことで、それぞれ7500円相当のポイント、計1万5000円分のポイントを受け取ることができる。「マイナポイント第1弾」の5000ポイントをまだ受け取っていない人の場合は、最大で2万円分のポイントが付与される。『得する会社員 損する会社員』(中公新書ラクレ)などの著書があるファイナンシャルプランナーの川部紀子さんが語る。
「手続きは簡単です。まず、マイナポータルにアクセスしてください。健康保険証の利用登録は、スマートフォンにマイナンバーカードをかざすとすぐにできます(スマホにマイナンバーカード読み取り機能がついていることが条件)。1分ほどもかからないと思います。スマホを持っていない人も、役所などで登録ができます」(川部さん、以下同)
マイナンバーカードの健康保険証利用とは、医療機関で健康保険証の代わりにマイナンバーカードを利用できるようにするものだ。まだ対応していない医療機関もあることや、マイナンバーカードを持ち歩くことで紛失のリスクを恐れる人もいるが、「マイナンバーカードを保険証として使用しなくてもよいので、手続きだけでも行っておくといいでしょう」とのことだ。