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『パチスロBOOWY』が6.5号機で登場 “タイアップ機”はホールに客を呼べるのか?

『パチスロBOOWY』はパチスロファン・BOOWYファンにどこまで支持されるか?(公式サイトより)

『パチスロBOOWY』はパチスロファン・BOOWYファンにどこまで支持されるか?(公式サイトより)

 はたして、パチンコ・パチスロの“タイアップ機”はユーザーの支持を集めることができるのか──。伝説的ロックバンド「BOOWY」(「BOOWY」の3文字目は、ストローク符号付きのO)の人気楽曲やライブ映像を使用したパチスロ6.5号機『パチスロBOOWY』(ディ・ライト製造、フィールズ販売)が、9月中旬から全国のパチンコ店に導入されることが発表された。同機はBOOWY結成40周年記念企画のひとつで、解散ライブとなった『LAST GIGS』の映像のほか、同ライブのセットリストを再現した演出も用意されているという。

 今回の『パチスロBOOWY』に限らず、パチンコ機、パチスロ機では、人気アーティストやタレント、アニメ、映画などを題材にしたものは少なくない。パチンコ業界に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏が説明する。

「タレントやアーティスト、アニメ、ゲームなどの楽曲、映像、キャラクターなどを使用したパチンコ・パチスロ機は俗に“タイアップ機”と呼ばれています。業界初のタイアップ機は、1992年に発売された河内家菊水丸とタイアップしたパチンコ機『オロチョンパII』だと言われていて、1990年代後半からタイアップ機が急激に増加しました。アーティストやタレントとのタイアップ機というと、AKB48、乃木坂46、浜崎あゆみ、倖田來未などが有名ですが、最近はアニメやゲーム、漫画などのタイアップ機が多いです。

 基本的に人気コンテンツとタイアップすることで、そのコンテンツのファンをパチンコ店に呼び込もうという思惑があるわけですが、逆にタイアップ機が人気になったことで、そのコンテンツの知名度がより高まるというパターンもあります。たとえば、『花の慶次 -雲の彼方に-』や『牙狼-GARO-』などは後者でしょう」

パチンコがきっかけでアニメにハマった人も

 では、ユーザーはこういったタイアップ機について、どういった印象を受けているのだろうか。

 メーカー勤務のAさん(40代男性)は、元々AKB48の大ファンだったという。パチンコ店に初めて行ったのは、『CRぱちんこAKB48』が全国のパチンコ店に導入された2012年のことだった。

「当時、このパチンコ機だけに収録されているAKB48の新曲というものがあったんです。それでパチンコの景品として限定のCDがリリースされていて、そのCDを交換するためにパチンコを打ってましたね。最初はもちろんAKB48目当てだったんですが、気づいたらパチンコそのものが楽しくなっていて、今では普通にパチンコ好きなおじさんになっています。AKB48熱のほうはちょっと冷めてしまったんですけどね……」

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