「秩父ベルクチャンスセンター」(埼玉・秩父市)でも、6月のドリームジャンボで1等の前賞1億円が出た。2002年の年末ジャンボで3億円、2005年のサマージャンボで1億円、2020年にミニロトで約1000万円と、何度も高額当せんを出している。販売員の池田祐子さんが話す。
「ここ何年かは億当せんから見放されていて、常連のお客さまからも“最近は高額当せんがないね”と言われてしまっていたんです。そこで、販売員をしている友人と今年のはじめに、銭神様で有名な『聖神社』にお参りに行ったんです。すると、すぐにご利益があって驚きました」
「聖神社」(秩父市)は売り場から車で15分ほどの場所にある。ご神宝の1つは雌雄一対の銅製の「むかで」。足がたくさんあることから「お金に困らない」という縁起物なのだという。
リベンジ狙う「招き猫」
お次は京都だ。「地下鉄山科駅前売店」(京都市山科区)は、駅の改札を出てすぐの場所にある売り場。
「窓口に、外れ券を回収する箱を設置しています。その箱に招き猫のワッペンを貼り付けているのですが、“次はリベンジしたい”と、この招き猫をなでてゲン担ぎをしているお客さまが多いです」(運営会社の藤田真紀子さん)
売り場近くから吉岡の出身大学である京都橘大学へのバスが出ており、最近では同大学の学生グループが宝くじを買っていくこともあるという。
同売り場では、昨年10月のハロウィンジャンボで1等の前賞と後賞1億円がそれぞれ出た。幸運を掴んだのは30代くらいの女性だったという。
「こちらで購入した宝くじの確認にいらっしゃいました。バラで30枚を購入されて、その中の1本が1億円だったんです。本当に信じられないといった様子で、涙を流されていました」(売り場の販売員)