1等・前後賞合わせて7億円の「サマージャンボ宝くじ」、1等3000万円の「サマージャンボミニ」の2種類が、どちらも1枚300円で8月5日まで発売中だ(抽せんは8月17日)。億万長者の夢をかなえるべく、すでに購入している人も多いかもしれないが、その一方で、昨年(2021年)の夏に抽せんされた「サマージャンボ宝くじ」と「サマージャンボミニ」で、合計8億7000万円の高額当せんが、今年6月20日時点でまだ換金されていない。
金額の内訳は、5億円1本、1億円3本、3000万円1本、1000万円4本だ。販売場所も、東は茨城県から西は大分県までの広範囲に渡っている。
しかも、この8億7000万円という数字は、200万円以上の当せん金だけを集計したもので、それより低い100万円や10万円といった金額は含まれていない。また、未換金の約2割は末等(ジャンボ宝くじの場合は300円)が占めているといわれるので、それらを合計すると、10億円以上の当せん金が換金されていない可能性もある。
せっかく当せんしても、換金しなければお金は手に入らない。換金漏れを防ぐにはどうすればよいのか、有効な手段を考えてみよう。
■複数人でチェックする
一人よりも複数人で照合することで、思い込みによる見落としを防ぎやすくなる。
■買った宝くじを売り場に全部持って行く
宝くじ売り場に、当せんした宝くじ券だけを持っていくのではなく、買った宝くじ券をすべて持っていき、機械で調べてもらうようにする。
■宝くじ公式サイトで購入する
宝くじ公式サイトで購入すると、照合から換金までが自動的に行なわれるため、もし買ったことを忘れていても、当せん金は登録した銀行口座に振り込まれる。
こうした手段を駆使して、少しでも換金漏れを防止したい。なお、冒頭で紹介した未換金の宝くじを含め、昨年の「サマージャンボ宝くじ」の当せん金の支払期限は、今年の8月29日までとなっているので、念のために再確認してみてはいかがだろうか。時効となった当せん金は、宝くじの収益金と同様に、全額が発売元である全国都道府県及び20指定都市へ納められ、公共事業などに役立てられることになる。