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「6号機とは違う」「万枚超え」報告も パチスロ6.5号機本格導入は業界復活の狼煙となるか

6.5号機時代の本格到来でパチスロ業界復活への道は見えてくるか(写真:イメージマート)

6.5号機時代の本格到来でパチスロ業界復活への道は見えてくるか(写真:イメージマート)

 現在のパチスロは、2022年1月をもって「5号機」がホールから撤去され、「6号機」のみの営業となっている。出玉性能が抑えられた6号機によって、ユーザー離れが進むなか、この6月から「6.5号機」と呼ばれる新機種の導入が始まり、復活の兆しも見え始めている。

 2018年10月からホールに設置され始めた「6号機」の大きな特徴は、“有利区間”の存在と“一撃2400枚”の出玉規制だ。

 有利区間は、5号機末期の“5.9号機”と呼ばれる時代に導入された機能で、出玉が増える区間、もしくはAT(アシストタイム)やART(アシストリプレイタイム)といった出玉が増える機能突入の抽選を行っている区間のことを指す。有利区間の上限までゲーム数が消化されると、ATやART中であっても強制的に通常時に戻ってしまう。最初期の6号機では、有利区間の最大ゲーム数は1500ゲームだったが、その後「6.2号機」では3000ゲームに、そして「6.5号機」では4000ゲームに延長。その結果、6.5号機では有利区間終了による“出玉強制終了”の機会がほとんどなくなった。

 また、6.5号機では有利区間の告知義務が撤廃されており(6.4号機と呼ばれる機種でも告知義務は撤廃されていた)、ユーザーは事実上、有利区間を気にすることなく遊技することとなる。

 そして、6号機でユーザーからもっとも不評だったのが、“一撃2400枚”の出玉規制だ。6号機では、出玉が増え始めてから数えて2400枚増えた時点で、強制的にATやARTが終了する仕組みになっている。それが6.5号機では、同一有利区間内の“差玉で2400枚増加したら強制終了”という形に変わったのだ。つまり、ATやARTが始まる前に、同一有利区間内で1000枚マイナスになっていたら、“1000枚マイナス”のところから数えて“2400枚プラス”になったら強制終了となり、この場合は3400枚を獲得できる。6.5号機からは、一撃3000枚、4000枚といった出玉を得ることも可能となったのだ。

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