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「6号機とは違う」「万枚超え」報告も パチスロ6.5号機本格導入は業界復活の狼煙となるか

1日で「万枚超え」の報告も

 6月以降、『Sキャッツ・アイ』(平和)、『パチスロ 犬夜叉』(クロスアルファ)、『Sアクエリオン ALL STARS』(SANKYO)、『パチスロ甲鉄城のカバネリ』(サミー)、『パチスロ鉄拳5』(山佐)などの6.5号機が続々ホールデビューし、いよいよ本格的に6.5号の時代が到来している。パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏はこう話す。

「6.5号機は、一撃2400枚以上獲得できるというところが大きなウリになっており、それまでの6号機に比べると射幸性(ギャンブル性)は高くなっているといえるでしょう。6号機では少ない投資で長い時間遊べるタイプの機種が多かったのですが、6.5号機では一撃でそれなりの出玉を得られる可能性がある一方で、ハマり(出玉が増えない時間)も大きくなり、初当たりを引くまでの初期投資は多くなる傾向にあります。とはいえ、その分1回の初当たりをきっかけに数千枚クラスの出玉を得られる可能性も高くなっているので、ハイリスク・ハイリターンの機種だと言えます。

 過去のパチスロの歴史を見ると、ハイリスク・ハイリターンな機種のほうが人気が高く、6.5号機時代の到来は、ユーザーにとって歓迎されるものとなるはずです」

 ネット上では、6.5号機を打ったユーザーからの実戦報告も多く投稿されている。

「6.5号機の複数の実戦データを見たところ、やはり出玉の波は荒くなっている印象です。3000枚クラスの当たりが、短いスパンで連続しているケースもありましたし、1日トータルで“万枚超え”(1万枚以上獲得)もいくつか見ました。また、6号機の場合は、高設定台ほど安定して勝てる傾向があったんですが、6.5号機の場合は、必ずしもそうではないようです。低設定台で出玉が爆発するケースもいくつかあり、そういった意味では“夢がある”機種とも言えるでしょう。

 ただ、裏を返せば、低設定台で爆発する可能性があるということは、ホールとしてはわざわざ高設定を入れる必要がないとも言えます。“ほとんどの台が設定1”となるホールも増えるのではないか、という点も頭に入れておいたほうがいいかもしれません」(藤井氏)

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