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睡眠だけで体内エネルギーのフル充電は困難 専門家が教える「理想の休養サイクル」とは?

“活力”を上げる7タイプの休養モデル

“活力”を上げる7タイプの休養モデル

 アテネオリンピックのマラソン金メダリスト・野口みずきさんは、かつて『休養学基礎』の取材で次のように話していた。

 たとえば合宿所生活では、「バスルームに好みの洗面具を並べ、スピーカーを持ち込んで好きな音楽を楽しめるよう部屋の環境を作り替えた」「時間を見つけて小旅行や買い物に出かけたり、絵を描いたりして気分をリセットした」など、ただ体を休ませるだけではなく、「攻めの休養」を取り入れたというのだ。

「オリンピック選手レベルになると、体力はほぼ横並び。そうなると、メダルが獲得できるかどうかの分かれ目は、試合前日によく休めた、疲れていないなど、コンディションの部分で決まります」

 休養+心身の活力を高める“攻めの休養”が、疲労回復のカギとなるのだ。

第3回につづく第1回から読む

【プロフィール】
片野秀樹さん/日本リカバリー協会代表理事、理化学研究所客員研究員。「攻めの休養」の重要性について啓発・教育活動を実践。編著に『休養学基礎 疲労を防ぐ!健康指導に活かす』(メディカ出版)がある。

取材・文/佐藤有栄

※女性セブン2022年8月11日号

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