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【ドル円週間見通し】下げ渋りか 米雇用統計にも注意

・8月1日-5日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)7月ISM製造業景況指数 1日(月)午後11時発表予定
・予想は、52.3
 参考となる6月実績は53.0。7月については、支払い価格の低下は新規受注の伸び悩みなどによって指数はやや低下する見込み。物価高によって経済成長は減速しつつあることから、景況指数の反発は期待できない。

○(中)7月財新サービス業PMI 3日(水)午前10時45分発表予定
・予想は、54.0
 都市封鎖措置はひとまず解除されており、経済活動はある程度拡大する見込み。ただし、外部環境の改善は遅れており、サービス業PMIは6月実績をやや下回る可能性がある。 財とサービスを合わせた全体の輸出額は前月比1.2%増加し、過去最大の2559億ドル。輸入額は0.6%増の3414億ドル。

○(米)6月貿易収支 4日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、-820億ドル
 参考となる5月実績は、輸出額の増加などで-855億ドルとなり、赤字幅は縮小。高インフレが製品需要を世界的に抑制していることから、貿易赤字の大幅な縮小は期待できない。ただし、西海岸に到着する貨物受注は引き続き増加していることから、6月の赤字幅は5月実績との比較で縮小する可能性がある。

○(米)7月雇用統計 5日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+25万人、失業率は3.6%
 参考となる6月実績は、非農業部門雇用者数は前月比+37.2万人で市場予想の+26.5万人程度を上回った。失業率は3.6%で市場予想と一致。7月については、直近の失業保険新規申請件数がやや増加していることから、雇用者数の増加は6月実績を下回る見込み。ただ、月間で20万人超の雇用増加が予想されており、失業率がただちに上昇する兆候は確認されていないたことから、全米レベルの雇用情勢は良好とみられる。

○その他の主な経済指標の発表予定
・1日(月):(中国)7月財新製造業PMI、(欧)6月失業率
・2日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表
・3日(水):(中国)7月財新サービス業PMI、(欧)6月ユーロ圏小売売上高
・4日(木):(豪)6月貿易収支、(英)英中央銀行MPC政策金利発表
・5日(金):(独)6月鉱工業生産

【予想レンジ】
・131円50銭-134円50銭

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