猛暑が続く中、熱中症対策が欠かせないが、それは自分の身体だけでなく「スマートフォン」にも必要なようだ。Appleの公式サイトによると、周囲の温度が「0~35℃」の場所での使用を推奨しており、熱い場所や直射日光下では、発熱や動作不良、バッテリーの持ちが悪くなるなど、不具合が生じる可能性があるという。もちろんこれは、iPhoneに限った話ではなく、どんなスマホでも暑さに弱い。実際、SNSには「スマホの調子が悪い」という悲鳴が続出しているが、スマホユーザーたちはどんな対策を講じているのか。“スマホの熱中症対策”に悪戦苦闘しているユーザーたちの声を集めた。
延命措置として大容量モバイルバッテリー購入
「最近、スマホのバッテリー残量の減り具合が速くてびっくりしています。外出先でサイトや動画を見ていたら、あっという間にバッテリー残量が20~30%くらい減っていることもあります。この前は、電車の中であまり使っていないのに充電切れしていることに気付いて、“この世の終わり”だと思いました」
そう語るのはメーカーに勤務する20代女性・Aさんだ。スマホが使えなくなった絶望感から、対策を講じることを決意した。
「普段はギリギリ1日、バッテリーが持つんですけど、夏になってからは持たなくなりました。もう1年半くらい使っているスマホなので、バッテリーの劣化もあるんでしょうけど、ひとまず延命措置として大容量のモバイルバッテリーを買いました」(Aさん)
モバイルバッテリーの携帯で充電問題は解決したが、今度はスマホの「発熱」に悩まされることになった。
「充電しながらスマホを使っていたら、すごく熱くなって怖かったです。後からバッテリーが劣化する行為だと知って、控えるようになりました。ただ夏場は充電していなくても発熱がすごい。持ち歩いているハンディファンで、スマホを冷ますこともあるくらい」(Aさん)