バイクにスマホ用“ミニ日傘”、冷却ジェルシート
PR代理店に勤務する20代男性・Bさんは、夏になるとバイクに取りつけたスマホが強制的にシャットダウンし、ナビ機能が使えなくなる経験があった。スマホへの直射日光対策として“日傘”を導入したという。
「夏場にバイクに乗っていると、スマホの不具合に見舞われることが多いんです。しばらくナビが使えなくなって、道に迷ったこともありました。日差しを遮るためのシェードがあれば、ナビも見やすくなるし、熱対策にもなるかもしれないと思っていところ、スマホ用の小さい日傘をつけているフードデリバリーの方に遭遇。私もやってみようと思ったんです」(Bさん)
日傘で直射日光を避けられるので、一定の効果はあったというが、やはりシャットダウンしてしまうこともあった。酷暑となるとさらなる対策も欠かせないという。
「日傘でだいぶマシになりましたけど、本当に暑いとそれだけでは足りません。スマホの裏に冷却ジェルシートや放熱シートを張っています。ただ、まだ万全ではない気がしています。先日、会社の同僚から『空冷がいい』と聞いたので、冷却機を取りつけてみようとも思っています。試行錯誤の連続です」(Bさん)
自分の熱中症対策も忘れずに
金融関係に勤務する30代男性・Cさんは、スマホのGPS機能を使った「位置情報ゲーム」をプレイしているため街を歩くことが多い。夏場はスマホの熱中症対策が欠かせない。
「これまでもずっと試行錯誤してきましたね。スマホが熱くなって、動作がカクカクしたり鈍くなるので、熱を吸収させる10円玉をテープで貼りつけたり、ハンディファンをスマホに当て続けたり、タオルを巻いた冷凍ペットボトルをスマホに巻きつけたり……。でも、いろいろやりましたが、結局涼しいところに置くしかない。スマホばかり気を取られ、自分の熱中症対策がおろそかにならないように気をつけます」(Cさん)
とにかくスマホは熱に弱い。高温の場所に置いておくと、何も操作していなくてもスマホの放熱量は多くなり、バッテリーも消耗する。猛暑を乗り切るためには、自身の身体のケアだけでなく、スマホのケアにも意識を向けておきたい。