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【ドル円週間見通し】下げ渋りか 地政学的リスクや米CPIにも注意

・8月8日-12日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(日)6月経常収支 8日(月)午前8時50分発表予定
・予想は、-7109億円
 参考となる5月実績は+1284億円。黒字額は1985年以降では最少。第一次所得収支の黒字幅は2兆4472億円。6月については貿易赤字が1兆円を上回っていること、第一次所得収支の黒字幅は減少する見込みであることから、経常収支は赤字となる見込み。

○(米)7月消費者物価コア指数 10日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+6.1%
 6月は中古車、サービス価格、住居費などが引き続き上昇。上昇率が鈍化する兆候は出ていないため、これらのコストは高止まりする見込み。全体的には6月実績と同水準か多少上回る可能性がある。

○(欧)6月ユーロ圏鉱工業生産 12日(金)午後6時発表予定
・予想は、前月比0.0%
 参考となる5月実績は、前月比+0.8%。資本財や非耐久消費財の生産が拡大したことを受け予想を上回った。6月については5月に増加した反動が予想されており、耐久消費財の伸びは5月実績を下回る可能性があることから、全体的には横ばいか、低い伸びにとどまる見込み。

○(米)8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報 12日(金)午後11時発表予定
・予想は、52.0
 参考となる7月実績は51.1で過去最低だった6月の50を上回った。ガソリン価格の下落が影響したとみられる。8月については、ガソリン価格が低下傾向にあることから消費者信頼感はやや改善する見込み。なお、1年先のインフレ期待については7月実績の5.2%と同水準か、若干下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・10日(水):(日)7月国内企業物価指数、(中国)7月消費者物価指数
・11日(木):(米)7月生産者物価指数
・12日(金):(英)4-6月期国内総生産

【予想レンジ】
・132円00銭-135円00銭

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