相続実務士で夢相続代表の曽根恵子さんによれば、車の評価額は気にしなくてもいい場合もあるとも。
「車は、家財道具一式に含めて、評価しないことも多い。そもそも、高級車でも6年で償却してしまうため、わずか1年でも半額以下になることも少なくありません。早いうちから手間をかけて評価額を出さなくてもいい」
ベリーベスト法律事務所の弁護士・的場理依さんも、こうアドバイスする。
「評価額はあくまで目安です。事前に遺言書を作成して“誰に何を相続させるか”だけでもハッキリさせておけば、たとえ相続発生時に評価額が変動しても、遺留分さえ侵害しなければ、相続手続きそのものには、それほど大きな影響は及ぼしません」
※女性セブン2022年8月18・25日号