住まい・不動産

高知県に移住した安藤桃子監督【後編】映画館オープン、農産物イベントなど精力的に活動

2018年11月10日に行われた「わっしょい!お味噌づくり」

2018年11月10日に行われた「わっしょい!お味噌づくり」

 このほか、リーダーを務める異業種チーム『わっしょい!』では、子供たちが輝く未来のために、農・食・教育・芸術などを体験する活動をしている。

 また、有機農産物の作り手が集う出店イベント『高知オーガニックフェスタ』では、実行委員長に就任するなど、「すべてのいのちにやさしい世界」を目指した活動にも力を入れている。

 高知県の山で手摘みした薬草「トゥルシー」(洋名:ホーリーバジル)をブレンドしたオリジナルのハーブティー作りにも力を入れている。

「トゥルシーは、インドのアーユルヴェーダの中で不老不死の霊薬といわれ、古くからメディカルハーブとしても使われています。不調を感じたら、私はこれで心身を落ち着けています。心身が癒されることで自分本来の力が湧いてきます」

 その土地にどっぷりつかり、根づいて生きること。それが、移住を成功させる秘訣のようだ。

(了。前編から読む

【プロフィール】
安藤桃子/映画監督。1982年、東京都生まれ。2010年映画『カケラ』で監督・脚本デビュー。ミニシアター【キネマM】代表。ラジオ番組「ひらけチャクラ!」(FM高知)のパーソナリティーも務める。著書『ぜんぶ 愛』(集英社インターナショナル)発売中。

取材・文/山下和恵 写真提供/安藤桃子

※女性セブン2022年8月18・25日号

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