このようにバリアフリー改修には大きな費用がかかるが、介護認定を受ければ介護保険サービスで上限20万円の助成を受けられ、上限額以内なら自己負担は1~3割に抑えられる。要介護度に関係ないので、早めに要介護認定を受けることも選択肢になる。
「一度に20万円分を使う必要はなく、例えば5万円ずつ4回に分けて使ってもいいので、体の変化に合わせて必要な改修を行なう。どんな改修が必要かはケアマネジャーとよく相談するといいでしょう」(溝口氏)
制度を賢く利用して、体に合わせて改修することが住宅の寿命を延ばす。
※週刊ポスト2022年9月2日号