・8月22日-26日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。
○(欧)8月S&Pグローバル製造業PMI 23日(火)午後5時発表予定
・予想は、49.3
参考となる7月実績は49.8で節目の50を下回った。高インフレが続いていることや欧州向け天然ガスの供給不足などの影響があったようだ。8月については、大幅な改善は期待できないため、製造業PMIは2カ月連続で50を下回る可能性がある。
○(米)8月S&Pグローバルサービス業PMI 23日(火)午後10時45分発表予定
・予想は、50.2
参考となる7月実績は47.3に悪化し、2020年5月以来の低水準。高インフレや金利上昇、消費者信頼感の悪化などを背景に経済が停滞している状況を示唆した。8月については、大幅な改善は期待できないため、サービス業PMIは2カ月連続で50を下回る可能性がある。
○(米)4-6月期国内総生産改定値 25日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前期比年率-0.9%
参考となる速報値は前期比年率-0.9%。個人消費が大幅に減速したこと、住宅投資や設備投資の減少が要因。改定値は設備投資や個人消費の数値が大幅に改定された場合、改定値も修正される可能性がある。個人消費は上方修正される可能性があるため、改定値は上方修正される可能性は残されている。
○(米)7月PCEコア価格指数 26日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+4.8%
参考となる6月実績は前年比+4.8%。家賃やサービス項目の価格上昇の影響があったようだ。7月については家賃やサービス項目の価格が上昇を続けていることから、6月実績と同水準の物価上昇率となる可能性がある。
○その他の主な経済指標の発表予定
・23日(火):(欧)8月ユーロ圏S&Pグローバルサービス業PMI、(米)7月新築住宅販売件数
・24日(水):(米)7月耐久財受注
・25日(木):(独)4-6月期国内総生産改定値
【予想レンジ】
・135円00銭-137円50銭