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【ドル円週間見通し】金利先高観を背景にドル買いは継続か

今週のドル円注目ポイントは?

今週のドル円注目ポイントは?

 投資情報会社・フィスコが9月5日~9月9日のドル円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル円は底堅い値動きか。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め長期化の思惑から、金利先高観を背景にドル買いは継続しそうだ。ユーロ圏の経済見通しは引き続き不透明であり、欧州中央銀行(ECB)による大幅利上げが見込まれるものの、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りがただちに拡大する可能性は低いこともドル買い・円売りの材料となりそうだ。

 記録的なインフレ高進を抑止するため、FRBは金融引き締め政策を当面の間継続する方針を示しており、金利高・ドル高の基調は変わっていない。9月20-21日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75ポイントの追加利上げが決定されるとの見方が強まっており、引き続き当局者のタカ派的な見解がドル買いを後押ししよう。ドル円に関しては心理的節目の140円を上抜け、目先は上値を試す展開が続くだろう。過度な円安が問題視されるものの、日本銀行は現行の金融緩和策を維持する方針を変えていないため、日本政府は静観の構え。日米金利差のさらなる拡大を意識してドル一段高が見込まれるが、1998年8月につけた1ドル=147円台が当面の上値目途になるとの声が聞かれている。

【米・8月ISM非製造業景況指数】(6日発表予定)
 6日発表の米8月ISM非製造業景況指数は55.2と、7月実績の56.7を下回る見通し。ただ、好不況の境目である50を大幅に上回る水準を維持する見込みであり。市場予想と一致した場合、米国経済の減速懸念を強める要因にはなりにくい。

【パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が金融政策について発言】(8日予定)
 パウエルFRB議長はケイトー研究所主催のイベントに参加し、金融政策について意見を述べる予定。インフレ抑止に向け引き締め方針を当面維持するとの考えを強調。次回連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%利上げを織り込む展開となり、ドル買い基調を支える見通し。

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