大掃除や引っ越しで目に付いた自宅の不要品。そのまま捨てて、ただのゴミで終わらさずに、リユースショップで買取してもらう人が増えている。
いっぽう、買い物客にとって、リユースショップにはお宝探しに似た魅力がある。新品同様の4Kテレビ、終売し入手困難なギター、すぐサイズアウトするため安く入手したい子供服など、さまざまなニーズを汲み取る商品が並ぶ。品揃えと価格のチェックがてらショップに足を運んでみれば、思わぬ掘り出し物と巡り合えるかもしれない。
いつもの品をお得に買いたい人は、一般の小売店へ行く前にリユースショップへ立ち寄ってみてはどうだろうか。衣料品店、ホームセンター、家電量販店に並ぶ商品の多くはリユースショップでも入手できる。
リユースショップでの購入品を使用したのち、再びショップで買取してもらえば、お財布にやさしいだけでなく、ゴミ削減で環境保護にもつながる。
なお、大手チェーン「セカンドストリート」では独自の仕入れ品も存在する。たとえば、キッチン雑貨コーナーには贈答品だったと思われる皿やグラスが並ぶが、一般の小売店と同様のルートで入手したカジュアルなコーヒーカップ、おたまといった日用品も置かれている。総合用品販売店として、一般買取では埋められない商品枠もフォロー。おかげで、我々は通常の店舗と同様に買い物が楽しめるのだ。
取材・文/山本真紀 撮影/古川 章
※週刊ポスト2022年9月16・23日号