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【ドル円週間見通し】米金融政策見極めでドル買い抑制の可能性も

・9月12日-16日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)8月CPI 13日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+6.1%
 参考となる7月実績は前年比+5.9%。中古車価格の上昇率は鈍化しているが、サービスの上昇率は鈍化していない。住居費の上昇率は6月実績を上回った。8月については複数の項目で上昇率は鈍化する見込みだが、全体的には7月実績を上回る可能性がある。

○(日)8月貿易収支 15日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、-2兆3965億円
 参考となる8月上中旬の貿易収支は-1兆7365億円。輸入額は前年比+46.8%と大幅に増加し、貿易赤字は前年同期比+216.2%と急拡大。8月については世界経済の減速予想で輸出の大幅増加は期待できないことから、赤字幅は7月との比較で拡大する可能性は高いとみられる。

○(英)英中央銀行MPCが政策金利発表 15日(木)午後8時発表予定
・予想は、0.5ポイントの追加利上げ
 英中央銀行は10-12月期の消費者物価の上昇率は13%を超えると予想。ただ、今年10-12月期には景気後退に入るとの見通しを明らかにしている。インフレ高進に対処するため利上げを継続する見通し。

○(米)8月小売売上高 15日(木)午後9時30分結果発表予定
・予想は、前月比0.0%
 参考となる7月実績は前月比横ばい。無店舗小売りは増加したが自動車・同部品は減少。8月については金利引き上げの影響があることや消費者信頼感は伸び悩んでいることから前月比横ばいか、低い伸びにとどまる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・12日(月):(英)7月鉱工業生産、(英)7月商品貿易収支
・13日(火):(日)8月国内企業物価指数
・14日(水):(英)8月CPI、(欧)7月ユーロ圏鉱工業生産、(米)8月生産者物価指数
・15日(木):(豪)8月失業率
・16日(金):(中)8月小売売上高、(英)8月小売売上高、(米)9月ミシガン大学消費者信頼感指数

【予想レンジ】
・141円50銭-144円00銭

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