事前の予約などは不要。ただしJR北海道の主な駅で利用開始前日までの購入が条件なので、利用前日には北海道入りして、駅の券売機などできっぷを購入しておく必要がある。
今回は発売期間が2022年9月1日から12月31日まで、利用期間が2022年9月2日から2023年1月31日までだが、予算が上限に達した時点で終了。終了する3~4週間前から発売終了時期の予告があるので、北海道に到着したらいきなり売り切れという心配はしなくてよいだろう。
6日間も休めないという人が多いかもしれないが、新千歳空港と旭川を電車で往復するだけでも1万2020円かかるため、行程によっては2~3日間の利用でもお得に使えるだろう。
【JR東日本】3日間乗り放題で2万2150円
JR東日本エリアの在住者におすすめしたいのが「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」だ。これは名前のとおり、鉄道開業150年を記念して発売されるもの。利用期間は2022年10月14日から27日のうち、連続した3日間となる。購入はえきねっと(Web)限定となり、JR東日本全線のほか、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)の特急(新幹線を含む)・急行・快速列車の普通車自由席およびJR東日本が運行するBRT(バス高速輸送システム)が3日間乗り降り自由となる。あらかじめ座席の指定を受ければ、新幹線・優等列車の普通車指定席にも4回まで乗車可能だ。
JR北海道の「ラブパス」と比べると、日数は半分の3日間にもかかわらず、金額は1.85倍ほどかかる。また、利用者が50歳以上ならクレジットカード入会を条件に購入できる「大人の休日倶楽部パス」がJR東日本全線4日間乗り放題で1万5270円で、それと比べると高く見える。だが、「大人の休日倶楽部パス」は11月下旬から12月上旬など、東北地方の旅行としてはそれほど人気がないシーズンでしか利用できない。その点、「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」は観光のピークシーズンにも利用できる。そのメリットを考えるとやはり魅力的といえるだろう。
JREポイントを使ったキャンペーンも実施する。JRE POINT特典チケットが通常の約半分のポイント数で交換できるというキャンペーンの第3弾が2022年9月26日から10月7日まで開催される。さらに、2022年12月からはJREポイントの6000ポイントでJR東日本の4つの新幹線駅のいずれかの駅までの往復チケットに換えられる「どこかにビューーン!」も開始となる。