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定年後にフリーランスとして働く選択肢 「シニアこそフリーに向いている」というワケ

年収の分布

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厚生年金に加入できなくても関係ない

『ほんとうの定年後「小さな仕事」が日本社会を救う』の著者でリクルートワークス研究所のアナリスト、坂本貴志さんは、シニアにこそ、フリーランスの仕事が向いていると話す。

「フリーランスの弱点は、厚生年金に加入できないこと。しかし、すでに年金を受け取る年齢になっていれば関係ありません。シルバー人材センターで募集されているような、樹木の剪定や造園、施設管理などの仕事も、言ってみればフリーランスの仕事です。

 また、家事・育児の経験を生かしたベビーシッターやホームヘルパー、学童の補助などのほか、美容、ファッションといった女性特有の分野での仕事で活躍している人も多い。視野を広く持って、やりたい仕事を探してみることをおすすめします」

 フリーランスの仕事としても、副業としても始めやすいのが、不要品を売ることだと、高橋さんは言う。

「不要品の売却は、シニアにもっともおすすめできる副業です。お金を得られるだけでなく、同じような商品がいくらで買われているか、どんな文章を書けば売れるのかなど、市場リサーチや値段つけといった商売の基本も身につくので、起業したい人にとってもプラスになる。オンラインショップなら、パソコンやスマホがあれば自宅で簡単に取引ができます」

 カラーコーディネーターや夫婦円満コンサルタントなど、趣味や経験を生かして人に教える仕事や相談役の仕事も、シニアにぴったりだという。

「ストアカ」「ココナラ」といったウエブサイトを使えば、自分の教室もネット上で開くことができる。

※女性セブン2022年10月13日号

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