この秋の旅で注目なのが、鉄道開業150年を記念したJRの特別企画乗車券だ。現在は、『秋の乗り放題パス』と、『JR東日本パス』の2つに注目が集まっている。
『秋の乗り放題パス』を使えば、全国のJRの普通・快速列車の普通車自由席などが、連続する3日、自由に乗り降りできる(10月21日までJRの主な駅及び旅行会社で発売中。利用期間は10月1~23日。大人7850円)。『JR東日本パス』なら、JR東日本管内で特急・新幹線自由席が、10月14~27日のうち連続する3日間乗り放題(えきねっとWebにて10月22日まで発売中。大人2万2150円、子供1万150円)。
前者は『青春18きっぷ』タイプでのんびり旅向きだが、後者は特急や新幹線も使えて、より画期的と話題だ。旅行ジャーナリストの村田和子さんはこう語る。
「新幹線や特急に乗れば乗るほどお得な後者の『JR東日本パス』は、年齢に関係なく誰もが使えるのが魅力です。
個人的には、東日本パスは三陸鉄道、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道などJR以外の路線でも使えるので、一気に北上して青森界隈を楽しんでから、以前は宮古以南には行けなかった三陸エリアを回って、夫婦で復興ぶりを見て来たいですね」
以下の3つのモデルコースを参考に、自分に合った秋旅を考えてみませんか?
『TRAIN SUITE 四季島』の周遊コースを辿る旅
【1日目】東京駅→(東北新幹線)→仙台駅→(仙石線)→松島海岸駅〈松島観光〉→(仙石線)→仙台駅→(東北新幹線)→盛岡駅〈夕食〉(泊)。
【2日目】盛岡駅→(東北新幹線)→新青森駅〈青森観光、昼食〉→青森駅→(奥羽線)→新青森駅→(東北新幹線)→盛岡駅→(秋田新幹線)→秋田駅〈夕食〉(泊)。
【3日目】秋田駅→(羽越線特急いなほ)→新潟駅〈新潟観光、夕食〉→(上越新幹線)→東京駅
★仙台で松島観光と牛タン、盛岡で冷麺・わんこそば・じゃじゃ麺の三大麺、青森で三内丸山遺跡や美術館と、のっけ丼やラーメン、秋田ではきりたんぽや稲庭うどん、新潟ではタレカツや寿司など、各地の名所と食が味わえるコース。『四季島』の巡る観光地を、お得きっぷで駆け足体験できる。