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パチスロ「6.5号機」「スマスロ」で出玉性能アップしても物足りない? 射幸性が高すぎた「4号機」の功罪

1時間で4万円負ける機種

 そんな『ミリオンゴッド』に熱中していたというのは、神奈川県在住の自営業Bさん(40代)だ。

「『ミリオンゴッド』を打っていたのは、20代半ばのころ。初めて打った時にGOD揃いを引いて、10万円近く勝ったんです。それ以来毎日のように『ミリオンゴッド』を打っていました。

 いちばん大きく勝ったのは、1日にGOD揃いを3回引いた時です。そのほかにも色々ラッキーが重なって、連チャンが止まらなくて最終的には4万枚くらい出ました。勝ち額でいうと80万円弱くらいでした」(Bさん)

 数十万円クラスの“大勝ち”も狙える『ミリオンゴッド』だったが、メダルを吸い込むスピードも速かった。

「一般的なパチスロの場合、1000円で30ゲームくらい回せるんですが、『ミリオンゴッド』の場合は1000円で20ゲームも回らない。1時間4万円のペースで負けていくスペックで、とにかくハイリスクハイリターンだったんです」(藤井氏)

 Bさんは、前述のように1日で80万円勝ったこともあるが、いつもは負けてばかりだったという。

「たまに万枚クラスの勝ちもありましたが、基本的には何も当たらずただただお金をメダルに変えて、それを台に入れるばかりでした。当然お金もなくなって、『ミリオンゴッド』を打ちたいがために、消費者金融でお金を借りたこともあります。

 でも、今のパチスロと違って、大して演出もなく、はっきり言って面白いわけではなかったんですよね。数十万円勝てるかもしれないという夢があったとはいえ、よくあんな台を打っていたなあ……と思います」(Bさん)

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