コロナ禍で3回目となる年末年始まであとわずか。2021年はコロナ自粛の影響で、食事を豪華にするなど年末年始の出費が増えた。この傾向はコロナ禍が続く今年も変わらないとみられるが、昨年より物価の上がった今年は出費を抑えなくてはいけないのが現実だ。そこで、さまざまなお得情報をうまく活用することが必須となる。
たとえばコロナ禍以前は、ギリギリに値段が下がり、お得だったクリスマスケーキは、食品ロスが問題視されるいまは予約制が当たり前。お節料理なども早めの予約が割引や特典もあってお得だ。買う予定があるものは、キャンセル料の有無やいつからキャンセル料が発生するかを確認しつつ、早めに押さえておくのが得策だ。
【旅行】「全国旅行支援」を使うなら12月20日までに旅行を!
10月11日にスタートした「全国旅行支援」は、1人1泊あたりの交通費付き宿泊代が最大8000円割引、旅先で使えるクーポンが最大3000円分もらえるという、待望の政府の観光需要喚起策。
残念ながら年末年始の期間は使えないが、キャンペーン期間中の12月20日までに国内旅行を計画している人は使わない手はない。
この制度を利用するなら、以下の3つがポイントとなる。
【1】「旅行予約サイト」からインターネットで予約する。
【2】「宿泊施設」の公式サイトまたは電話などで直接予約。
【3】「旅行会社」の店舗窓口などで、早めに予約を行おう。
【帰省】年末年始の帰省は早期予約で交通費をお得に
帰省の交通費を安く抑える方法もある。
ひとりでの帰省で安さを重視するなら、高速バスがおすすめ。たとえば、東京~大阪間で12月乗車の場合、片道3000円台から。
家族連れで帰省するなら「青春18きっぷ」も狙い目だ。これは1万2050円でJR全線の普通列車の普通車自由席が5回(人)乗り放題になる切符(冬季12月1~31日発売、利用期間12月10日~2023年1月10日)。
新幹線では、会員・ネット予約限定などの条件はあるが、年末年始にも使えるお得切符を用意。たとえば、JR東日本の『えきねっとトクだ値』は、13日前まで(お先にトクだ値)の申し込みで25~40%オフになる。
飛行機は、最大半額割引になる年末年始の早期予約が8月下旬に始まっている。早めに買うのがよさそうだ。