輸出関連には年内に株価30%上昇が期待される銘柄が目白押しだ。こころトレード研究所所長の坂本慎太郎氏が語る。
「EV(電気自動車)に強みを持つ三菱自動車、米国の売上高比率が高いSUBARU、建設機械大手で海外売上高比率が85%前後のコマツはアフターコロナで需要増への期待が高まっています」
前出・戸松氏は「円安にも物価高にも強い銘柄」としてダブル・スコープを挙げる。
「リチウムイオン二次電池の主要部材であるセパレータを取り扱うメーカーで専門性が高く、EV向けに成長が続いています。海外売上高比率は99%とほぼ海外で稼ぐところも魅力的です。今年5月の安値から8月の高値まで約72%上昇し、9月に下落していることも考えれば、年末までに20%ほど上昇しても不思議ではありません」
家計が追い詰められるのをただ待つだけでなく、資産を増やす努力も重要になる。
※週刊ポスト2022年11月11日号