調理家電の使い分けも節約の鍵を握る。
「鍋料理の食材や根菜などの下ごしらえは、ガスコンロよりもレンジを利用したほうが火の通りが早く、年間約1000円の節約になります」
ポットや炊飯器で長時間の保温をしがちだが、冬場は意外なほど消費電力がかさむという。
「外出する際にプラグを抜くだけで、年間約3000円の節約になります。また、お湯を沸かす際は電気ポットと電気ケトルを使い分けたい。給湯時の損益分岐の目安はおよそ1リットル。コーヒーやカップラーメン1杯分のお湯を沸かすならケトルのほうがお得です」
節電事業への参加によるポイント制度も積極的に利用したい。
「政府が支援する各電力小売事業者の“節電プログラム”では、一般家庭でも参加登録をするだけで、商品券などに交換できる2000円相当のポイントが付与されます。さらに来年1月~3月分の電気使用量を前年同月比で3%以上減らした家庭には、毎月1000円相当のポイントが上乗せされ、計5000円相当の節約になります」
厳しい冬を、知恵と工夫で乗り切ろう。
※週刊ポスト2022年11月11日号