「ペットボトルはゴミではなく資源」――「リサイクルの日」である10月20日、サントリーは「新しい地図」を起用したCM発表会を開催した。サントリーは、これまで商品CMで稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さん個々と縁があるが、3人揃っての起用は初となる。
CMは、使用済みペットボトルは「資源」であると呼びかける内容で、同時に渋谷・マークシティ前には、特製の「ペットボトルポスト」を期間限定で設置(10月26日まで)。“ポスト”の形にすることで、正しい分別で使用済みペットボトルが「生まれ変わって次の人に届く」ことを訴求した。
飲料業界では、2030年までにペットボトル飲料全体の50%を使用済みペットボトルから作ることを目標に掲げているが、サントリーでは、10年以上前からこの“ペットボトルのリサイクル”に取り組んでいる。リサイクルが注目されるいま、ますます啓発に力を入れるサントリーに、「新しい地図」起用の背景、リサイクルの現状や取り組み、そして将来像について話を聞いた。
「新しい地図」3人での出演は初。その意図は
──「新しい地図」の稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんを起用した意図は?
「お三方には、弊社飲料ブランドのCMにそれぞれご出演いただいております。彼らをブランド横断で起用することにより、サントリーグループ全体として、2030年目標(ペットボトル100%サステナブル化)実現への思いを表現したいと考えたためです。
ペットボトルをきちんと分別すれば、何回でもペットボトルになって“再会”できる。そうした考え方を、国民的に愛されている3名が『素晴らしい過去になろう』というメッセージとともに示すことで、リサイクルがより全世代の方々に身近なものとして届いてほしいと願っています」(サントリー広報担当者、以下「」内同)
テレビCM、ウェブCMに加え、TikTokでは、3人が分別の仕方をわかりやすく伝える縦型動画も公開。さまざまな媒体で訴えることにより、全世代にメッセージが届くような仕掛けが考えられている。