どんな場合に利用するのが最適か
リスクが極めて小さい商品ですので、大儲けは期待できません。そういう意味では、老後の資産形成よりも、“何年か後に必ず必要となる資金のための預かり先”といった位置づけがよいと思います。となれば、ずばり子供の学資です。大学入学資金として、毎月国債を買い付けていけば、銀行預金よりは有利に、なおかつほぼリスクゼロで運用できます。
個人向け国債の販売に関しては、各金融機関がキャッシュバックキャンペーンを行うことがよくあります。キャッシュバックされたお金は税金がかかりませんのでお得ですよね。どこで購入しても手数料はかからないので、積極的にキャンペーンを活用しましょう。
■取り扱い金融機関一覧(財務省ホームページ)
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/main/organization/
《今回のまとめ》
・個人向け国債は元本割れリスクがほぼゼロ
・金利上昇局面では、変動型が断然有利
・最低金利0.05%が保証されている
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」(https://lounge.dmm.com/detail/3843/)を主宰。本稿の関連動画がYouTube(https://youtu.be/NGy5BIN5Urc)にて公開中。