イベント告知が規制される前からのパチンコファンだという自営業の40代男性・Bさん(都内在住)は、「今のイベントはちょっと難しい」と話す。
「ネット上の情報を見てイベントらしきものに足を運んでも、“ガセイベントだな”と感じることが多い気がします。それこそ昔は“熱い機種”に朝から札が刺さっていて、露骨に教えてくれるホールもあったし、会員向けメルマガで“明日は○○と××で出します!”という感じで、思いっきり答えを教えてくれるホールもありました。そうやって直接的に教えてくれたホールは実際に出さないと信用を失うわけで、それなりに信頼度が高かったんですよね。
でも、今は晒し屋が告知するので、嘘か本当かわからない。たまに、晒し屋の情報を見て打ちに行くこともありますが、昔ほど出玉で還元してくれるイメージはありません。まあ、私がもう少し真剣に情報収集をして、本当に熱いイベントを探し出さなければならないもかもしれませんが……」
まさに、熱いものもあればガセもあるのがホールのイベントということだ。
「基本的に、現在は多くの地域で“告知ありイベント”の開催はできないということを大前提にする必要があるでしょう。そもそも、出玉で還元するようなイベントを開催することが規制の対象となっていて、そういったイベントをホール側が晒し屋を使って告知するというのも脱法行為です。そして、晒し屋による情報が蔓延していることで、結果的に何を信じていいのかわからない状況になっているとも言えます。本来、脱法イベントを開くホールよりも、通常営業でそれなりに還元してくれるホールのほうが優良店だと思います」(藤井氏)
パチンコ・パチスロファンにとっては、嘘か本当かわからないイベント情報に、惑わされないことが何よりも重要だと言えそうだ。(了)